KIBI は〜とふる FAMILY
リハビリセンターって?


どんな所でどんな事をするんだろう?親から家族から離れて、不安や疑問だらけですよね。

わたしもそうでした、受傷してからどうしていいのか・・何をどうしたらいいのか分からなくて・・・・・

じゃあちょっとリハビリセンターって何?って事で紹介してみようと思います。
管理人が自立生活をする為に入所してリハビリセンターは『吉備高原医療リハビリテーションセンター』

頚椎を損傷したり、脊椎損傷や脳梗塞などの怪我をされたの患者さん方々がリハビリをして生活の自立
する為の訓練をする所です。

『じゃあどんな所で何をどんなふうに訓練するの?』

場所は岡山県の奥座敷?吉備高原というとても空気の良いWILDな動物達の声も聞こえる程の所にある施設
です。
まさに!煩悩をかきたてるような物は近くには無く、訓練するにはとても適してる所ですよっ。
現在日本には、頚椎損傷や脊椎損傷の訓練を本格的にしてもらえるリハビリセンターは西日本でも数箇所
しかなく、ここはその中でも訓練の質、施設、医療、看護体制の整ったリハビリテーション施設なんですよ。
都会のマンモスリハビリ病院?とは違って、吉備高原医療リハビリセンターは、ちょうど良い大きさで
内容も濃く充実してて、私自身とても良いと思うんだよ。
ここはリハビリだけを専門とする障害者厚生施設ではなくてちゃんと医療リハセンターですので病院です
から治療も受けることができますので安心してください。

訓練の専門施設だと医療施設は無かったり、遠かったりで色々不便な事もあるのですが、調子が悪くなって
も素早く対応が出来るので安心なんです。
特に医療設備がしっかりしている事は頚椎損傷や脊椎損傷の方々は日々体調の変動が激しいので心強いんだ
よね。
入院してPT・OTのリハビリ訓練も必要なんだけど、ここでは病棟で看護士さんが色々な宿題をくれるん
ですよ、生活の自立には絶対必要な『洗濯』『着替え』『トイレの練習』『体調の自己管理』沢山の事を
経験豊富な看護士さん達が教えてくれるんですよ。
ちなみに私も入院した数日後には洗濯場に優しく(笑)連れて行かれて優しく教えてもらって(笑)
人生で初めての洗濯をマスター・・・・。
みなさん!洗濯は日頃からしておきましょうね。
病棟の中や普段生活の中で身体の管理方法等の勉強会もあり自分の体を知る事ができます。
リハビリは理学療法と作業療法を中心として行われるんですが、頚椎、脊椎損傷の患者さんは基本的に
基礎になる体力(筋力)は必要になるので最初は筋肉痛とはお友達になります。
筋肉痛にならない訓練ではいけませんよ。
理学療法(PT)でしっかり筋力のトレーニングや身体の動きを訓練して行きます。

管理人は前に入院してリハビリをしていた広島市立安佐市民病院で基本動作(寝返り・起き上がり)の訓練
は終えていたのでその部分の訓練をせず、筋力を更にアップさせるリハビリに取り組みました。

理学療法(PT)(約1時間)

○ストレッチ
○筋力トレーニング
 ダンベルで最初は4kgでの腕・肩の筋力トレーニング最終的にはダンベルで15kgを余裕でできるよう
 になります
○プッシュアップの訓練
(プッシュアップ台を使用しました普通に100回!出来るようになります)
○プッシュアップの訓練U
(プッシュアップでの段差昇り。最初は6cm、最終では24cmまで)
○移動訓練
 ☆基本動作ができるようになると斜方移動(トランスファー)訓練が始まります《車椅子からベッドなど
 への移動》
○車いすでの基本訓練
 車椅子のルームランナー12分のタイムトライアル
 ☆これはハッキリ言ってキツイです入院中の私の最高は1.3kmでした、脊損の方で2.0km 頚損の方で  1.8kmの距離が出ないとね・・・(参考距離)

作業療法(OT)(約1時間)

○座位バランスの訓練(座る訓練)
 腹筋・背筋が使えないので難しいのよ・・・しっかりバランスを練習します
○プッシュアップ訓練
 お風呂に入ったりする時にもこの動きをするので、ここでも50回
○着替えの訓練
○トイレや車への移動訓練
 半分に切った車があるのでそれで乗り降りの基本から訓練します
○砂袋での筋力トレ
(15kg出来るようになるのよこれが。脊損の方だと20kgは余裕でしてたけどね)
  

もちろんこれだけでは訓練は足りません。リハビリを終えてベッドで休むのはくまの場合でもせいぜい
1時間。
だって〜病院ってね、病気を診てくれて、ご飯運んでくれて、冷暖房完備・・・・まるでリゾートホテル
楽をしてちゃだめですよ^^;
障害のレベルに合わせた自主トレをしなきゃどんどん遅れるよ。
自主トレも怪我などしてはいけないのでリハビリの先生と相談しながらメニューを考えます。特に土日は
もう暇で暇で・・・土日は訓練室もお休みなので部屋で借りた鉄アレイやったり、リハセンターの外周を
走ったり(1.3km)色々してたな〜。自主トレでもしなきゃ時間がつぶれませんから・・・寝てばかり
になりますから。とにかく動く事だと思うよ。
リハビリに合わせて自主トレこれが一番の近道と言ってもいいと思います。
でもね筋肉はある程度休ませないと出来てこないし、痛みも残るから完全休養を土曜日にしてたな〜。
インターネットしたりプラモデル作ったり。
近くのスーパーまでお買い物に行ったりしてたよ。
もちろん障害のレベルで訓練内容も生活内容も違います。だからこそこうして色々な訓練を通して自分を、
自分の身体を見つける事が重要だと思いますよ^^
毎日、地道な努力『継続は力なり』です。しんどい事を頑張ってやって行かないと、出口は見えません。
ついつい人間は楽な方向へ逃げがちになるんですが・・・。身体に障害があるのですからそれ以上にやら
ないと前進はありえません。
生活の自立で欠かせないのがトイレの事ですよね。
頚椎・脊椎損傷患者は内臓の機能も弱くなっているので、自力ではなかなかできないんだよ。
薬や装置のお世話にならないといけません。
私の場合はおしっこはセルフカテーテルを時間ごとに自分で直接差し込んでする『自己導尿』なんだよ
(最初はこんな事できるか!)って思ってたけどできるもんだわ。
そして排便も日にちを決めて下剤を使用して出します。これが一番大変な作業なんだけど。これを作業療法
や病棟で先生や看護士さんが丁寧にレクチャーしてくれますので安心です。しばらくするとすぐに自分で
出来る様になります。


あと重要な事は患者さん同士ののコミュニケーションです。
やはり同じ障害を持つ者同士で話をする事ですね。話の中から自分に会ったものを見出す事
が出来るし。訓練のヒント、心のヒント。どれも重要な事なんだよ。自分では意味の無い事も人
によれば凄く重要な事だったり。
自分にとっても重要なヒントが隠れてたりするからお話から生まれる答えは凄いんだよね。

そこで吉備高原医療リハビリテーションセンターでは頚椎・脊椎損傷の患者さんの会『KIBI は
〜とふるFAMILY』を立ち上げたんだよ。
自由な発想で患者同士や関係者と気軽な情報交換をする会で家族・友人だれでも参加できる
会なんだよ。年に数回は集まって皆さんと楽しくおしゃべりしてみたい思ってます。毎回、会員
の方の体験や活動などの『は〜とふるNEWS』を配布できるように事務局も頑張ってますよ。き
っと役に立つ情報だしね。ちなみにくまはそこで事務局という大役をさせていただいております
^^;
みんなでのおしゃべりは楽しい仲間とのひと時なんですよ^^

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